RKB毎日放送、平成24年3月期第1四半期決算 震災影響でテレビスポットが落ち込むも、第2四半期は回復兆し見られ、2.5億円増の上方修正へ

RKB毎日放送株式会社は、平成24年3月期第1四半期決算を発表した。

<平成24年3月期第1四半期の連結業績>
(平成23年4月1日~平成23年6月30日)
売上高:54億1,400万円(前年同期比 1.6%減)
営業利益:1億6,900万円(同 27.7%減)
経常利益:2億2,600万円(同 14.8%減)
四半期純利益:1億3,500万円(同 19.2%増)

テレビ・ラジオ広告費ともに厳しい状況にある中、減収減益となったが、四半期純利益は前年度にあった特別損失計上が大幅に減ったことで増益となっている。
放送事業は、収入38億7,400万円(前年同期比1.8%減)、営業利益1億5,100万円(前年同期比19.1%減)となった。

テレビ部門は、収入34億3,100万円(前年同期比2.0%減)となった。スポット収入は震災の影響により全国的に広告投下量が減少し、4.5%減となった。業種別では、輸送機器、アルコール飲料などが落ち込み、化粧品・洗剤、卸売・小売などは伸びたものの、カバーできなかった。

ラジオ部門は、収入4億4,300万円(前年同期比0.4%増)となった。全国的なラジオ広告投下量の減少によりスポット収入は1.1%減、制作収入は不採算イベントを整理した結果8.9%減となったが、タイム収入はショッピング番組などの増加により3.8%増となり、ラジオ全体では増収となった。

なお、東日本大震災の影響により放送事業を中心に大幅な減益を見込んでいたが、6月に入ってテレビスポットの出稿量に回復の兆しが見られ、当初予想より増収になることが見込まれるため、第2四半期(累計)および通期の連結・個別ともに業績予想値を上方修正している。

<平成24年3月期第2四半期(累計)連結業績予想数値の修正>
(平成23年4月1日~平成23年9月30日)
売上高:111億5,000万円(前回予想より2億5,000万円増、2.3%増)
営業利益:3億6,000万円(同 3億6,000万円増)
経常利益:3億9,000万円(同 3億9,000万円増)
四半期純利益:2億3,000万円(同 2億3,000万円増)