博報堂DYホールディングス、売上高減少の影響大きく、営業損失拡大 当期純損失36億円に 2012年3月期第1Q決算短信

株式会社博報堂DYホールディングスは8月5日、2012年3月期第1四半期累計期間(2011年4月1日~2011年6月30日)の決算短信を発表した。

【連結経営成績(累計)】
売上高   :1992億8600万円(前年同期 2123億9700万円)
営業利益  :マイナス27億4500万円( 同 マイナス17億5700万円)
経常利益  :マイナス19億1100万円( 同 マイナス9億1100万円)
四半期純利益:マイナス36億6600万円( 同 マイナス23億1000万円)

4マスメディアでは震災の影響が特にテレビスポットで大きく、4マスメディア取引合計では前年同期を下回る結果となった。一方、4マスメディア以外は、新規子会社の寄与等によりインターネットメディアが大幅に伸びたことで、4マスメディア以外取引合計も前年同期を下回ったが、その減少率は小幅に留まった。
得意先業種別では、「流通・小売業」「外食・各種サービス」などは前年同期を上回ったが、生産面で震災の影響を大きく受けた「飲料・嗜好品」「自動車・関連品」などが大幅に減少した。その結果、売上高が減少、利益もマイナスを回復するには至らなかった。最終的に、営業損失の拡大に加え、投資有価証券評価損の計上もあり、当期純損失は13億円悪化した。