共立印刷、折込チラシの受注減や書籍・雑誌市場の低迷が影響し、減収減益。平成24年3月期第1四半期決算

共立印刷株式会社は、平成24年3月期第1四半期決算を発表した。

<平成24年3月期第1四半期の連結業績>
(平成23年4月1日~平成23年6月30日)
売上高:71億2,200万円(前年同期比 2.1%減)
営業利益:1億5,3000万円(同 14.9%減)
経常利益:1億100万円(同 26.8%減)
四半期純利益:5,300万円(同 11.6%減)

大ロット案件のチラシや雑誌などの受注活動を中心としながら、前期に導入したオンデマンド印刷機やUV平台印刷機を活用したダイレクトメールやPOPなどバリアブル印刷の受注獲得に努め、積極的な事業の展開に取り組んだ。
商業印刷については、ダイレクトメールや一部の通販カタログに受注の増加はあったものの、折込チラシの受注減により、前年同四半期比1億円(1.8%)減少し、55億9,300万円となった。出版印刷については、書籍・雑誌市場の低迷が影響し、前年同四半期比3,200万円(2.1%)減少し、15億2,000万円となった。
営業利益は、売上高の減少が大きく影響し、コスト管理により原価は抑制したものの、14.9%減となった。経常利益は、受取配当金が増加したものの、支払利息の増加などにより26.8%減となった。