ゲンダイエージェンシー、平成24年3月期 第1Q決算 営業利益は前年比減ながら業績予想を上方修正

ゲンダイエージェンシー株式会社は7月15日、平成24年3月期第1四半期決算(2011年4月1日~2011年6月30日)の決算短信を発表した。

【連結経営成績】
売上高   :35億6100万円(前年同期比 29.8%減)
営業利益  :2億4000万円( 同 52.5%減)
経常利益  :2億4100万円( 同 52.6%減)
四半期期純利益 :2億3800万円( 同 16.0%減)

同社は今期において、主力の広告事業では、震災による影響が少なかった中部以西のエリアに人的資源を配分し、営業活動を強化したが、東日本のホール企業を中心に広告自粛の影響が大きく、広告需要の消失を穴埋めするには至らなかった。また、中古遊技機売買仲介事業でも、震災に伴う遊技機の新台販売延期や入替自粛等により、取引が停滞した。この結果、当第1四半期の売上高は35億6100万円に留まった。

あわせて同日ゲンダイエージェンシーは、4月15日公表の平成24年3月期の連結業績予想について、修正した。

【平成24年3月期連結業績予想の修正(2011年4月1日~2012年3月31日)】
売上高   : 162億3000万円(前回発表 146億0000万円)
営業利益  : 13億0700万円(同 7億0700万円)
経常利益  : 13億0000万円(同 7億0000万円)
当期純利益 : 8億4000万円(同 4億0000万円)

第1四半期決算は、前年比で売上高、営業利益、経常利益、純利益は減少したが、東日本大震災で直接的被害のあった仙台・郡山営業所の広告需要の大幅減少が、その後の需要回復が急激に進んだことにより、当初予想比を超過する見込みとのこと。また震災に伴う業界団体の取り決めによる全国的な広告自粛による需要の減少予想においても、主に中部以西エリアにおける当該自粛の解除が、当初想定よりも早かったことによる予想比超過見込みにより、上方修正となっている。