大日本印刷、新会社を設立 プライベートブランド商品のパッケージを広告に活用

大日本印刷株式会社(DNP)は、流通企業のPB(プライベートブランド)商品の容器や包装紙を広告媒体として企業広告を掲載する新会社「株式会社フレップス」を、2011年7月1日に設立した。同社は、DNPの社内ベンチャー制度によって発足した7番目の会社で、ビジネスモデルの提案者が自ら社長に就任し、事業を行う。

事業内容は、スーパーマーケットなどが販売するPB商品の容器や包装紙を広告媒体とする事業で、フレップスは、PB商品への広告掲載スペースの開発と、その広告スペースの販売を行う。広告掲載スペースを提供する流通企業は、PB商品の売上に加え、広告料収益を得ることができる。一方、広告出稿企業は、そのPB商品に関連する製品やキャンペーンなどの告知を行うことで、自社製品の認知度向上や売上促進、キャンペーンの活性化などが期待できるという。
会社設立日は2011年7月1日、資本金は2,500万円で、玉井亮一氏が社長に就任。従業員数は4名となる。今後の展開としては、流通における新しい広告市場を創出し、4年後に年間で約2億円の売上を見込んでいるという。