mixi、利用者増と広告販売の好調で前期比24.1%増 平成23年3月期決算
株式会社ミクシィは、平成23年3月期決算を発表した。
<平成23年3月期の連結業績>
(平成22年4月1日~平成23年3月31日)
売上高:168億7,400万円(前期比 24.1%増)
営業利益:33億7,300万円(同 22.5%増)
経常利益:29億8,900万円(同 11.7%増)
当期純利益:13億8,200万円(同 5.6%増)
セグメントごとの業績は次のとおり
<インターネットメディア事業>
売上高:161億3,000万円(前期比 23.6%増)
広告売上高:133億7,900万円
課金売上高:27億5,100万円
セグメント利益:48億2,300万円(前期比 20.4%増)
mixiの3月の月間ログインユーザー数は、約1,537万人(前期は約1,386万人)となった。「mixiボイス(つぶやき)」の利用が拡大し、日記と並ぶ主要コミュニケーション機能に成長し、「mixiチェック」などの新たなコミュニケーション機能の提供を開始するなど、外部サービスとの連携を進めている。利用者が急増しているスマートフォンでは、mixiの主要機能の最適化およびアプリケーションの提供を進めることで利便性を高めてきた。
収益面では、mixiモバイルの広告販売が順調に推移したほか、mixiアプリに関連する広告・課金における収益化が進んでいる。一方、支出面では課金収益の増加に伴い、決済手数料が増加するとともに、事業拡大に伴う人員の増加により人件費が増加した。
<インターネット求人広告事業>
売上高:7億4,300万円(前期比 35.2%増)
セグメント利益:6億1,500万円(前期比 44.9%増)
Find Job !では、IT系の求人情報に特化することによって他社との差別化を図り、自社媒体であるmixiを活用することによる高い広告宣伝効果と広告宣伝費の抑制により、利益率を確保しながら収益の拡大を目指した。
なお、平成23年4月1日を効力発生日として、インターネット求人広告事業Find Job !を分割し、新設する株式会社ミクシィ・リクルートメントに承継させることを決議している。