グリー、前年同期比50%以上の増収・増益。会員数増加とプラットフォームの標準化で売上高・利益ともに成長 平成23年6月期第3四半期決算

グリー株式会社は、平成23年6月期第3四半期の決算を発表した。

<平成23年6月期第3四半期の個別業績>
(平成22年7月1日~平成23年3月31日)
売上高:163億7,200万円(前年同期比 77%増)
営業利益:81億9,900万円(同 56%増)
経常利益:79億6,300万円(同 51%増)
四半期純利益:46億9,500万円(同 54%増)

<平成23年6月期第3四半期の連結業績>
(平成22年7月1日~平成23年3月31日)
売上高:430億8,500万円
営業利益:213億4,500万円
経常利益:211億1,100万円
四半期純利益:125億5,100万円

モバイル・PC向けSNS「GREE」では、ユーザー数の拡大、収益基盤の確立・強化に取り組み、ユーザー数の拡大に向けては、引き続き大手通信事業者との連携やTV-CM放映などによるプロモーションに取り組んだ。その結果、平成23年3月末には「GREE」のユーザー数はモバイル・PC合計で2,506万人に達している。
収益基盤の確立・強化に向けては、一部有償アイテム利用を伴うエンターテインメント性の高いソーシャルゲームにおいて新ゲームを投入するなど、収益基盤の安定性向上を図っている。
平成22年6月から開始した「GREE Platform」をすべてのデベロッパーに開放したことによって、平成23年3月末時点で約400社のデベロッパーから約800タイトルの多様なコンテンツが提供され、ユーザーのアクティビティの活性化ならびに一部有償アイテムなどを通じた収益化に貢献している。
また、普及が進むスマートフォンへの対応も進め、「GREE Platform for Smartphone」をすべてのデベロッパーに開放することで、平成23年3月末時点で、約40社のデベロッパーから約45タイトルのコンテンツが提供されているほか、モバイル向けのアドネットワーク事業も開始している。
サイト内の安全性およびサービスの健全性の維持に関する取り組みとしては、平成20年8月に一般社団法人モバイルコンテンツ審査・運用監視機構(以下、EMA)より、サイト運用管理体制に関する第三者認証を取得して以来、EMA基準以上の管理体制を維持し、継続的・定期的に実施されるEMAの審査に通過している。さらに、一層強固なパトロール体制の整備、青少年の保護・健全育成に向けた取り組みの強化などを継続的に実施し、ユーザーによる安心かつ快適な利用環境の維持、並びにサービスの健全な発展に努めた。

なお、平成23年1月に株式会社アトランティスを子会社化したことに伴い、当第3四半期より四半期連結財務諸表を作成しているため、前年同四半期との比較は行っていない。個別業績としては、以下の業績が発表されている。