楽天、営業利益は104.1%増 ポータル・メディア事業の広告収入が好調 平成22年12月期決算

楽天株式会社は、平成22年12月期の決算を発表した。

<22年12月期の連結業績>
(平成22年1月1日~平成22年12月31日)
売上高:3,461億4,400万円(前期比 16.1%増)
営業利益:637億6,600万円(同 12.6%増)
経常利益:623億100万円(同 13.5%増)
当期純利益:349億5,500万円(同 34.7%減)

インターネット関連業界全体が堅調な成長を維持する中、中長期的なグローバル成長戦略を志向し、米国のBuy.comやフランスのPRICEMINISTERを連結子会社にするとともに、中国のBaiduとの合弁で中国のECサイト『楽酷天』を開業するなど、国際展開を積極的に推進している。これらを背景に、インターネット・サービスに関連するEC事業で25.3%増、ポータル・メディア事業で29.0%増、トラベル事業で20.5%増といずれも増収となり、全体としても16.1%の増収となった。また、当期の純利益は前期比減となっているが、前期は繰延税金資産の計上により法人税等調整額が発生したためである。
ポータル・メディア事業では、『楽天市場』等において商品検索や情報収集をより効率的に行うことができる『楽天ツールバー』等による広告収入が増加したことなどによって、売上高は227億2,900万円(前期比 29.0%増)、営業利益は23億7,600万円(前期比 104.1%増)となっている。