中部日本放送、売上高が前年同期比0.5%減も、減価償却費やイベント費などの売上原価の減少で増益。第3四半期決算
中部日本放送株式会社は、平成23年3月期第3四半期決算を発表した。
<平成23年3月期第3四半期の連結業績>
(平成22年4月1日~平成22年12月31日)
売上高:245億4,400万円(前年同期比 0.5%減)
営業利益:15億5,900万円(同 41.1%増)
経常利益:16億9,500万円(同 39.6%増)
四半期純利益:8億1,900万円(同 31.9%増)
セグメントの業績は、次のとおり。
<放送関連>
売上高:222億3,300万円(前年同期比 0.4%減)
営業利益:6億8,800万円(同 283.1%増)
広告市場の動向としては、名古屋地区のテレビスポット広告の出稿量が6年ぶりに前年を上回るなど、底打ち感が見られる中、収入の大きな柱であるテレビスポット収入や広告代理業の子会社の売上が前年同期を上回ったものの、テレビタイム収入やラジオ収入、イベント収入などが前年同期を下回った。一方で、利益面では、減価償却費やイベント費などの売上原価が減少したことで増益となった。
<不動産賃貸>
売上高:12億800万円(前年同期比 4.6%減)
営業利益:7億4,000円(同 7.3%減)
東京の賃貸ビルにおいてテナントからの賃料収入が減少し、利益にも響いた。
<その他>
売上高:11億100万円(前年同期比 1.9%増)
営業利益:1億3,000万円(同 0.4%増)
ゴルフ場事業、保険代理業、タクシー業などで構成されるその他は増収増益となった。