ヤフー、第3Q決算 純利益前年同期比12.7%増 メディア事業が伸び堅調に業績アップ

ヤフー株式会社は1月25日、平成23年3月期第3四半期決算(2010年4月1日~2010年12月31日)の決算短信を発表した。

【連結経営成績(累計)】
売上高   :2166億3300万円(前年同期比 4.8%増)
営業利益  :1172億2200万円(前年同期比 11.5%増)
経常利益  :1175億0200万円(前年同期比 12.3%増)
当期純利益 :678億0100万円(前年同期比 12.7%増)

メディア事業では、リスティング広告(広告会社経由)において、年末年始に向けて旅行・レジャーや通販関連企業などの大手広告主からの広告出稿が増加したほか、化粧品・生活用品などの企業からの出稿も伸びたことにより、広告掲載面の健全化による減収要因があったにもかかわらず、売上が前年同四半期と比べて増加した。
ディスプレイ広告においても、金融・保険や食品に加えて、インターネット情報サービスの企業からの広告出稿が拡大。「ブランドパネル」の売上が大幅に増加したことに加えて、「プライムディスプレイ」の売上も前年同四半期比で増加した。また、モバイル広告についても売上が大きく拡大し、特にスマートフォン経由の広告売上が著しく伸長した。
ほかにも「Yahoo!ショッピング」の取扱高の伸びや、eコマース向け決済サービスの利用増、「Yahoo!不動産」などの情報掲載の売上拡大も寄与し、リサーチ事業を株式会社マクロミルに承継したこと、株式会社ニューズウォッチを売却したことによる減収があったものの、前年同四半期と比較して売上高が増加した。最終的に前年同期比で営業利益、経常利益ともに1割を超える増益、四半期純利益は約2割の増益となった。

■リリース https://www.release.tdnet.info/inbs/140120110118009849.pdf ■関連リンク ヤフー株式会社 http://www.yahoo.co.jp