ゲンダイエージェンシー 営業利益が前年同期比19.1%減 広告事業で前年同期比1%と微増するも、その他事業の大幅な減少が影響 平成23年3月期第3四半期決算
ゲンダイエージェンシー株式会社は、平成23年3月期第3四半期決算を発表した。
<平成23年3月期第3四半期の連結業績>
(平成22年4月1日~平成22年12月31日)
売上高:152億2,900万円(前年同期比 3.5%減)
営業利益:15億3,200万円(同 19.1%減)
経常利益:15億4,100万円(同 18.6%減)
四半期純利益:8億4,000万円(同 13,7%減)
グループの主要顧客であるパチンコホール業界において、APEC開催(平成22年11月13~14日)に伴い、各都道府県ごとに10月1日から12月5日までの開催日を含む30日間以上の期間、遊技機入替自粛が実施されたこともあり、遊技機入替が低調に推移した。そのような状況の中、中古遊技機売買仲介事業における流通量が例年になく極めて低調に推移し、各種施策による需要の喚起とコスト削減に取り組んだものの、取引高の現象を穴埋めするには至らなかった。
セグメント別の状況は、以下の通り。
<広告事業>
売上高:146億4,100万円(前年同期比 1.0%増)
利益:20億6,500万円(同 0.6%減)
パチンコホール広告市場は概ね例年並みに推移する中、未開拓エリアにおける業界大手法人の新規獲得に向けた営業活動を強化し、積極的な提案活動を展開してきた結果、売上高は前年同期比1.0%増の増収を確保。しかし、品目構成比の変化による粗利率低下のの影響もあり、利益は前年同期を下回っている。
<中古遊技機売買仲介事業>
売上高:4億6,800万円(前年同期比 58.7%減)
利益:▲1億9,900万円(前年同期は1億9,900万円の損失)
中古遊技機売買の大幅な減少の影響を吸収しきれず、第3四半期連結累計期間の成約台数が前年同期比64%減の5万6,000台となったことから売上高を大幅に下げ、損益を計上している。
<不動産事業>
売上高:1億1,900万円(前年同期比3.5%増)
利益:5,300万円(前年同期と同じ)
連結子会社の株式会社ランドサポートにおいて、既契約で継続中の2件の賃貸案件のほか、6件の賃貸物件仲介案件を成約(900万円)した結果、増収となっている。