経済産業省調査、11月の新聞業・出版業 16か月連続で市場縮小

経済産業省は1月14日に、2010年11月分の特定サービス産業動態統計(速報)を発表した。
11月の新聞業の売上高合計は、前年同月比2.9%減の1343億7100万円。今月も販売収入、広告料、そのほかのすべての内訳で前年同月比で減少となった。微減の傾向は、発表のはじまった2009年8月から続いている。

・売上内訳
新聞販売収入  940億8100万円 (前年同月比 1.9%減)
広告料収入   402億5800万円 (同  5.3%減)
そのほか    3100万円 (同  19.2%減)

一方10月の出版業の売上高合計は、前年同月比6.8%減の730億0500万円。新聞と同じく市場縮小傾向は変わらず、すべての売上内訳で、今月も減少となった。

・売上内訳
書籍販売収入  313億9300万円 (前年同月比 4.5%減)
雑誌販売収入  258億4100万円 (同  2.7%減)
広告料収入   106億9200万円 (同  8.8%減)
そのほか    50億7900万円 (同  19.2%減)

ちなみに、新聞・出版ともに、事業所数にほとんど変化はなく、常用従業者数(人)のみほぼ売上に比例する形で減少している。事業所数に変化が出てきた場合、要注意だろう。

■元リリースリンク 調査の結果|特定サービス産業動態統計調査|経済産業省 http://www.meti.go.jp/statistics/tyo/tokusabido/result-2.html ■関連リンク 経済産業省 http://www.meti.go.jp/