地域新聞 第1四半期決算発表、純利益前年同期比45.6%減。売上高増もエリア拡大を見込んだ投資が影響
株式会社地域新聞社は、平成23年8月期第1四半期決算短信を発表した。
<平成23年8月期第1四半期の業績>
(平成22年9月1日~平成22年11月30日)
売上高:6億4,600万円(前年同期比 5.4%増)
営業利益:3億6,000万円(同 34.0%減)
経常利益:3億6,000万円(同 35.0%減)
四半期純利益:1億8,000万円(同 45.6%減)
新規創刊によるエリアの拡大は行わず、49エリアある既存発行エリアの深耕に注力するとともに、地域新聞紙面に掲載されている地域情報やイベント情報等が携帯端末でも見られるモバイル版地域新聞「ちいこみ」を平成22年9月にグランドオープンし、紙面とWebとのクロスメディアとして販売することで、顧客満足度の向上と顧客の増加を目指した。
その結果、基盤事業である新聞発行事業および折込チラシ配布事業においては、既存の顧客への継続的な販売が増加するとともに、新規取引顧客を拡大することができたため、その結果として、売上高の拡大を図ることができた。
利益においては、売上総利益は売上高の拡大に伴い増加したが、将来のエリア拡大を見込んだ人員増による人件費の増加や前期から取り組んでいるシステム投資に係る減価償却費等が増加したため、営業利益・経常利益・四半期純利益ともに、前年同四半期を下回る結果となった。