電通総研、10~20代の生活意識を研究する「電通ワカモン」を発足 第一弾として高校生調査を実施

電通総研は12月15日、今の10~20代を取り巻くさまざまな環境や社会問題を分析し、若者の生活意識を研究するプロジェクト「若者問題研究所(略称:電通ワカモン)」を立ち上げたことを発表した。今後「若者の世代背景」「若者のコミュニケーション特性」「若者がメディア・コンテンツに求めるもの」に関する研究成果を動画レポート等で公表していく予定。
プロジェクトの第一弾として、2010年9月に高校生対象のアンケート調査を実施しており、今回あわせてその一部を公表した。全国の高校生男女600名を対象に、2010年9月16日~20日に実施されたもの。この調査によると、高校生のなりたい職業1位は「公務員」。そのほか「大企業の正社員」「介護士・保育士・看護士」など安定した収入が得られる職業につきたいという意見が、高校生の半数を占めた。その背景として、高校生の「日本の将来が不安」と思う割合が86%であることも判明。不安要素は「日本の景気」51%、「年金」32%と、日本の未来に関心のあることが明らかとなった。高校生の不安に思うことの第一位は「将来の就職」(80%)が「大学受験」(69%)を上回った。またいわゆる「ゆとり世代」という呼称については、「ゆとり世代といわれるのは嫌だ」(77%) と回答。「馬鹿にされているみたいだから」「将来を考えると不安」が理由の多数を占めた。
生活面では、高校生の「場の空気に合わせてふるまう」率は96%と、「空気を読む」のはもはや常識。また、ふだんの自分のキャラクターとして、3人に1人が「普通」であることを意識しながらも、「その場に合うキャラを意識することがある」と83%が回答した。キャラを変える理由は、「人間関係がスムーズになる」73%、「みんなで盛り上がれる」58%など、周りと同調する『シンクロ』ではなく、キャラを生かし合う『シナジー(相乗効果)』が意識されていた。