中部日本放送、前年同期比256.7%増の純利益 テレビスポットが復調 売上高微減も売上原価の減少により

中部日本放送株式会社は、平成23年3月期第2四半期決算を発表した。

<平成23年3月期第2四半期の連結業績>
(平成22年4月1日~平成22年9月30日)
売上高:162億400万円(前年同期比 0.8%減)
営業利益:5億8,700万円(同 130.2%増)
経常利益:6億7,800万円(同 116.7%増)
純利益:2億6,000万円(同 256.7%増)

名古屋地区のテレビスポット広告の出稿量が5年ぶりに前年を上回るなど、底打ち感が見られている状況の中、大幅な増益を果たしている。

セグメントの業績は、次のとおり。

<放送関連>
売上高:146億8,600万円(前年同期比 0.7%減)
営業利益:3,300万円(前年同期は3億4,000万円の損失)

収入の大きな柱であるテレビスポット収入や、広告代理業の子会社の売上が前年同期を上回ったものの、テレビタイム収入やイベント収入などが前年同期を下回った。また、利益面では、減価償却費やイベント費、番組費などの売上原価が減少した。

<不動産賃貸>
売上高:8億2,100万円(前年同期比 2.4%減)
営業利益:5億円(同 5.3%減)

東京の賃貸ビルにおいてテナントからの賃料収入が減少したことによって、減収減益となった。

<その他>
売上高:6億9,600万円
営業利益:5,200万円(前年同期比 24.5%減)

ゴルフ場事業、保険代理業、タクシー業などは収入は前年並みとなったものの、利益面では減益となった。