「出前館」の夢の街創造委員会、中期経営計画を発表 新収益の柱となる事業や海外展開も視野に

夢の街創造委員会株式会社は10月20日、2013年8月期を最終年度とする3ヵ年の中期経営計画を発表した。収益の柱である出前館のの成長率がやや鈍化している中で、「出前のポータルサイトとしての絶対的地位の確立」「出前館に続く2本目の収益の柱の確立」「新しい事業ポートフォリオの創出」の3つを柱としている。

「出前のポータルサイトとしての絶対的地位の確立」では、年間のオーダー数成長率を120~130%に維持することと、認知率の向上を目標に掲げている。そのため、会員参加による利用活性化の仕組みの構築、出前館のユーザービリティの見直し、競合との比較分析による優位性の追求などを行って会員戦略を行うほか、売上向上ツールの提供などによる加盟店戦略、地域ごとの特色を活かす地域戦略などが掲げられている。

「新しい収益の柱の確立」では、ネットスーパー事業が出前館に次ぐ収益の柱となるとし、出前館会員が集中している首都圏・近畿圏で成功事例を出し、それをもとに全国展開を行うこと、既存ネットスーパーと連携して出前館会員IDでのオーダーを可能にすること、出前館との相乗効果企画の創出などが計画された。

3つ目の柱である「新しい事業ポートフォリオの創出」では、中国事業の黒字化を背景にアジア市場での多角化展開の足がかりを作ることが目標に掲げられ、事業立上げに対する人、物、金の積極投資、信頼できるパートナーとの協業、現地法人の設立などが予定されている。

これらの3つの柱を中心とした中期経営計画を推し進めることによって、夢の街創造委員会は3年後に売上高20億円・営業利益率30%を達成することを目標にしている。

■リリース
http://www.yumenomachi.co.jp/news_release/press/20101008-5.pdf