DNP、雑誌の広告効果測定サービスを来年1月に開始 エムズコミュニケイトと

大日本印刷株式会社(以下、DNP)と同社の子会社で顧客とのコミュニケーションに関するコンサルティング事業を手がける株式会社エムズコミュニケイト(以下、エムズ)は、女性誌をはじめとする雑誌に掲載された広告の効果測定サービスを出版社向けに来年1月から開始する。

業務・資本提携をしている主婦の友社の協力の下、女性誌をはじめとする雑誌の広告効果測定の手法確立と効果測定サービス提供の検討を進めてきたDNPは、購読者の意識や雑誌への関わり方などさまざまな調査を実施し、効果測定のベースとなる要素や考え方を抽出して雑誌広告効果測定の手法を構築したという。

雑誌広告効果測定サービスでは、ターゲットとなる雑誌の購読者に対して、発売直前の事前調査と発売直後の事後調査の2回に分けてインターネットによるアンケートを行う。このアンケートによって、調査対象企業(広告主)やその企業の商品やサービスに対する購読者の意識や態度の変化の度合いを数値化。また、この数値を評価要素として効果測定を行い、購読者の属性や雑誌への関わり方の強さによる効果の度合いも評価に加え、最終的な効果値として提示することも想定しているという。雑誌出版社は、これらの調査結果から広告代理店・広告主に対して雑誌広告の効果を示すことが可能となる。

今後、DNPとエムズは社団法人日本アドバタイザーズ協会との意見交換を行い、効果測定手法のさらなる開発を進めるとともに、雑誌広告効果測定の結果を反映した媒体資料の作成サービスも行っていく予定。また、出版社がサービスを継続的に利用できるよう、雑誌購読者のデータベース構築とアンケートを行うシステムの開発も進め、アンケートプラットフォームをトータルで提供していく。

■リリース
http://www.dnp.co.jp/news/1222577_2482.html