広告出稿量減少により、新聞・チラシ用紙の出荷大幅に落ち込む。日本製紙連合会発表。

日本製紙連合会は22日、11月の紙・板紙需要速報を発表した。
この中で紙・板紙の国内出荷は前年同月比13.6%減と、景気後退による需要の急速な減少から前月を上回り、今年最大の落ち込みとなった、としている。
品種別には白板紙を除いてすべて今年最大の落ち込み。

中でも、新聞用紙の国内出荷は前年同月比5.6%減と、広告出稿の不振等により前年割れとなった。
また印刷・情報用紙の国内出荷は前年同月比17.3%減と、カタログ、チラシ等商印向けの不振等により主力の塗工紙を中心に大幅な落ち込みとなった。

広告出稿量の減少は印刷にも影響を与えている。