アドネットワークの2009年市場規模は544億円相当 2010年は対前年プラス28.5%の成長

株式会社シード・プランニングは8月27日、2009~2010年のアドネットワーク動向調査の結果を公表した。2009年10月~2010年7月の期間に、アドネットワーク事業者、広告代理店、メディアレップ、媒体社各社から各種公開情報等の収集、訪問・電話によるヒアリング調査を行ったもの。

アドネットワークとは、第三者のアドサーバから媒体横断的に広告配信をする仕組みを利用し、複数媒体の広告をとりまとめて、単一化した広告商品として広告主に販売されるもの。近年ではインターネット広告市場における、媒体社の主要な広告販売チャンネルの1つとして、注目が高まりつつある。本調査では、媒体横断的に広告配信をおこなう広告商品を提供するPCアドネットワーク事業者の売上を推計し、市場規模を算出した。

この調査によると、2009年のPCアドネットワーク市場は対前年プラス20.6%、市場規模は544億円規模に成長したとのこと。カテゴリ別の内訳でみると、2009年のPCディスプレイアドネットワーク市場は対前年プラス9.3%、PCテキストアドネットワーク市場は、対前年プラス37.2%と、いずれのカテゴリ市場とも高水準の成長を達成した。

2010年は、経済環境の改善に伴う広告主のインターネット広告費の再拡大を背景に、PCディスプレイアドネットワーク広告への需要は、2009年よりも高い水準で拡大することが見込まれており、対前年プラス28.5%の成長と予測。さらに、PCアドネットワーク市場は今後中長期的に高い水準で成長を継続させ、2013年には1000億円規模となることが予測されている。
なお、本調査結果の詳細は同社より、調査研究レポート「アドネットワークの動向分析調査」(価格189,000円(税込)、2010年8月25日発刊)として販売されている。

■リリース
http://www.seedplanning.co.jp/press/2010/2010082701.html

■関連リンク
シード・プランニング
http://www.seedplanning.co.jp/
アドネットワークの動向分析調査
http://www.seedplanning.co.jp/report/02037.html