タウンニュース、売上・利益とも前年比横ばいに 2010年6月期決算

株式会社タウンニュース社は、2010年6月期決算短信(平成21年7月1日~平成22年6月30日)および、次期の見通しを含む資料を発表した。

売上高 28億8400万円 (前年度は28億6700万円。前年同決算短信比0.6%増)
営業利益 1億8600万円 (前年度は1億8900万円。前年同決算短信比1.4減)
経常利益 1億93200万円 (前年度は1億9500万円。前年同決算短信比1.1%減)
当期純利益 7600万円 (前年は1億1300万円の32.6%の減)

売上高は微増したものの販売管理費の増加分を吸収し切れず、営業利益、経常利益とも前事業年度を下回る結果となった。また純利益については、おもに第2四半期に、所有の事業用不動産を賃貸用不動産とし、有効利用を図ったため、減損損失3100万円を特別損失に計上したことにより、前事業年度を下回った。

なお次期見通しについては、新規創刊によるエリアの拡大は行わず、隔週発行版を順次毎週発行に移行させ、発行頻度を増加させるとともに、引き続き官公庁・団体への積極的な営業活動を推進し、既存発行版の深耕をさらに進めていく。また、平成22年4月後半から販売を開始した「Web版タウンニュース」への受注拡大を図るとともに、発行エリア内の読者から注目され、話題となる充実した独自の取材記事をより多く掲載し、競合他社との差別化を戦略的に進める。

以上のような施策を行うことにより、次期業績は、売上高30億円、営業利益2億3500万円、経常利益2億3800万円、当期純利益1億3000万円を見込む。