香川のセーラー広告、広告出稿量が伸びず減収も粗利益率改善と社内制作費の圧縮で損失減少 3月期1Q決算

中四国エリアの広告代理店であるセーラー広告株式会社は、平成23年3月期第1四半期決算を発表した。

売上高:19億8,800万円(対前年同期比 6.5%減)
営業利益:▲4,000万円(前年同期は7,900万円の損失)
経常利益:▲3,000万円(前年同期は6,900万円の損失)
四半期純利益:▲800万円(前年同期は6,600万円の損失)

エコカー補助金制度の終了期限にあわせたプロモーションや7月の参院選に関連した広告出稿があり、媒体別には新聞広告が増加したが、各企業とも広告予算を控える傾向にあり、主要広告主の属する流通小売業や娯楽業の広告出稿量が伸びず、印刷広告やテレビ広告が減少。

また、出版業においては、個人消費の回復が本格的ではない中、徳島県でブランド力の強い月刊誌や地域物産を特集した単行本の販売部数が増加したが、地元商店からの広告掲載量が減少した。

その結果、売上高は前年同期比で6.5%減となったが、利益面では前期に引き続き粗利益率の改善に努めるとともに、社内制作費を圧縮した結果、損益を減少させている。