アドウェイズ、インターネット・モバイル広告ともに堅調で収益力が向上 3月期1Q決算発表

株式会社アドウェイズは、平成23年3月期第1四半期決算を発表した。

売上高:39億9,000万円(対前年同期比 49.7%増)
営業利益:2億3,900万円(同 52.9%増)
経常利益:2億3,900万円(同 54.8%増)
四半期純利益:1億800万円(同 23.2%減)

各事業とも好調な収益を得ることができ、売上高の増加に伴う売上総利益の増加、及び販売費及び一般管理費の抑制によって営業利益・経常利益ともに増益となった。四半期純利益は、本社移転費用や、資産除去債務会計基準の適用に伴う影響額を計上したことなどにより、前年同期に比べて23.2%減となっている。

事業セグメント別の業績は、以下のとおり。なお、セグメント情報の開示制度の変更に伴ってセグメントの区分内容を変更したため、モバイル広告事業とコンテンツプロバイダ事業の前年同期実績は記載されていない。

<インターネット広告事業>
売上高:9億9,800万円(対前年同期比 46.5%増)
営業利益:1億3,300万円(同 162.0%増)

収益力の向上に注力した営業戦略の継続により、営業利益が特に大きく増加。広告主(クライアント)数、提携Webサイト(メディア)数ともに順調に増加している。

<モバイル広告事業>
売上高:26億900万円(-)
営業利益:2億7,200万円(-)

ユーザーの利用拡大などのモバイル市場要因、モバイル広告への出稿意欲が高いコンテンツプロバイダやモバイルサービス企業などからの出稿が引き続き増加したこと、提携媒体のユーザーがより活性化したことなどによって収益力の向上に大きく寄与。広告主(クライアント)数、提携Webサイト(メディア)数ともに順調に増加している。

<コンテンツプロバイダ事業>
売上高:2億2,000万円(-)
営業利益:4,300万円(-)

新規サイトの立ち上げや他社との差別化コンテンツの配信、サイトのユーザビリティの向上などによって会員数の増加を目指し、効率的なサイト運営体制の構築を進めることで営業利益の拡大に努めた。

<海外事業>
売上高:1億3,400万円(対前年同期比 85.3%増)
営業利益:▲500万円(前年当期は2,800万円の損失)

中国に進出する日系企業への営業強化により高利益率案件の獲得に注力。収益性の向上に加え営業費用の削減によって収益性の改善が進んだ。