RKB毎日放送、第1四半期決算を発表。民間向けソフトウェア開発の受注などが響いて減収減益

RKB毎日放送株式会社は、平成23年3月期第1四半期決算を発表した。

売上高:55億400万円(対前年同期比 5.5%減)
営業利益:2億3,300万円(対前年同期比 20.0%減)
経常利益:2億6,500万円(対前年同期比 22.3%減)
四半期純利益:1億1,300万円(対前年同期比 12.4%減)

企業の業績回復により広告活動が回復しつつある中でテレビ収入は好調であったが、システム関連事業で民間向けソフトウェア開発の受注減少の影響が響き、前年実績よりも減収減益となっている。

事業セグメント別の業績は以下のとおり。

<放送事業>
売上高:39億4,400万円(対前年同期比 2.6%減)
テレビ:35億200万円(対前年同期比 2.1%減)
ラジオ:4億4,200万円(対前年同期比 6.3%減)
営業利益:1億8,700万円(対前年同期比 5.3%増)

テレビのスポット収入は、全国的な広告投下量の増加によって増加したが、企業の固定費削減傾向などの影響でタイム収入が減少。ラジオでは、ショッピング番組などの増加によってタイム収入が増加したが、全国的なラジオ広告投下量の減少でスポット収入が減少している。制作収入は、前年実施した大型イベントの減収分をカバーできず減益となった。

<システム関連事業>
売上高:8億900万円(対前年同期比 15.5%減)
営業利益:▲7,900万円(前年同期は3,600万円の損失)

情報関連投資の抑制が続き、価格競争の激化で民間向けソフトウェア開発の受注が減少。

<不動産事業>
売上高:3億3,900万円(対前年同期比 0.5%増)
営業利益:1億7,900万円(対前年同期比 1.2%増)

RKB放送会館立体駐車場の建設により駐車場賃貸収入などが増加。

<その他事業>
売上高:6億8,900万円(対前年同期比 9.4%増)
営業利益:▲5,300万円(前年同期は2,500万円の損失)

催事部門で前年実施した展覧会の収入をカバーできず減益となり、営業損失が拡大。