中部日本放送の第1四半期決算、広告収入の増加とコスト減少で明るい兆し

中部日本放送株式会社は、平成23年3月期第1四半期決算を発表した。

売上高:85億9,000万円(対前年同期比 1.6%増)
営業利益:6億4,100万円(対前年同期比 80.8%増)
経常利益:7億3,500万円(対前年同期比 78.9%増)
四半期純利益:3億700万円(対前年同期比 92.4%増)

企業収益や業況感に改善傾向が見られ、個人消費の持ち直し基調が続く経済状況の中、テレビの下落傾向にようやく歯止めがかかり、売上高、営業利益、経常利益、四半期純利益ともに前年同期よりも増収増益となっている。

事業セグメント別の業績は、以下のとおり。

<放送関連>
売上高:78億200万円(対前年同期比 1.5%増)
営業利益:3億3,900万円(対前年同期比 645.0%増)

テレビスポット収入や子会社の広告代理行が増収となり、イベント費や減価償却費などの売上原価や販管費が減少したことによって営業利益が前年同期を大幅に上回っている。

<不動産賃貸>
売上高:4億1,900万円(対前年同期比 0.2%減)
営業利益:2億4,900万円(対前年同期比 4.6%減)

東京の賃貸ビルの賃貸収入が減少した影響で減収減益となっている。

<その他>
売上高:3億6,700万円(対前年同期比 5.6%増)
営業利益:5,100万円(対前年同期比 9.3%増)