シニアコミュニケーション、景気悪化と不正会計処理調査の影響で大幅な減益 3月期決算

シニアコミュニケーションは、平成22年3月期決算短信を発表した。

売上高:4億6,300万円(対前年同期比 45.1%減)
営業利益:▲4億9,400万円
経常利益:▲4億8,800万円(対前年同期比 23.1%減)
当期純利益:▲2億500万円(対前年同期比 77.5%減)

全体の景気悪化に伴う大手企業の予算削減および個人消費の落ち込みの影響は大きく、企業向け・コンシューマー向けともにシニアビジネスサポート業務全般に伸び悩む結果となった。また、前取締役3名による不正会計処理の調査を行う中で、過年度に亘る売上計上時期・金額の修正、売掛金の回収可能性についての再評価、決算修正に伴う固定資産の減損等の必要修正額を算定し、過年度の損益の訂正。経済状況の悪化で保有する営業投資有価証券の評価損も発生した。

事業部門の業績は以下の通り。

<シニアビジネスサポート事業>
大手企業からの受注が伸び悩んだことにより、売上高は4億4,471万円と減少したものの、販売費および一般管理費を抑制したため、営業損失は1億8,093万5,000円となった。

<投資育成事業>
営業投資有価証券の一部を売却したことにより、売上高は1,878万8,000円となったが、営業投資有価証券評価損を売上原価の区分にて計上していることから営業損失は1億3,068万7,000円となった。