インプレス、医療メディア事業会社「メディカルトリビューン」を譲渡

株式会社インプレスホールディングスは10日、連結子会社である株式会社メディカルトリビューンの事業の全部を、エムシーピースリーフェブラリー株式会社へ譲渡することで基本合意したことを発表した。譲渡価額は53億円で、現金にて決済。8月初旬に事業譲渡が実行される予定。
メディカルトリビューンは医療分野においてメディア事業を行っている会社。2005年3月にインプレスグループ傘下となったが、それ以前より掲げていた株式上場の経営目標達成が、困難であると判断された。事業売却により投資資金を回収するのが狙いとのこと。譲渡先のエムシーピースリーフェブラリーは、マネジメント・バイアウトの支援を目的に設立されたMCP3投資事業有限責任組合が過半数を出資する予定の買収目的会社。インプレスホールディングスは、7月より譲渡先の株式の20%を保有することで、医療分野の事業領域は維持する。
なお医学・医療分野の図書出版を行っている株式会社金芳堂の株式(メディカルトリビューンが100%保有)も譲渡資産に含まれており、同社も異動する。

■関連リンク
インプレス グループ
http://www.impressholdings.com/
Medical Tribune(メディカルトリビューン,医学新聞)
http://www.medical-tribune.co.jp/