シニアコミュニケーション、不正会計行為が発覚で社長辞任 東証の監理銘柄に

シニアコミュニケーションは、6月4日付にて東京証券取引所より監理銘柄(審査中)および監理銘柄(確認中)に指定されたことを発表した。同日付で代表取締役社長の山崎伸治氏は辞任し、現取締役の林剛之介氏が新社長となった。
3月16日の監督官庁の任意調査を契機に、過去において不適切な会計処理が行われていた疑いがあることが判明。調査委員会を設置し、過去の関係資料の精査を行ったが、山崎氏を含む取締役3名・従業員2名による不適切な会計処理が確認された。不適切な会計処理は、架空売り上げ計上、偽造印の作成や隠蔽工作など犯罪行為を含むもので、2004年3月期より始まっていた。同期の差額が1億円、2005年3月期が2億5700万円、2006年3月期が3億5500万円、2007年3月期が5億 4100万円、2008年3月期が5億3100万円、2009年3月期が4億5900万円となっており、最終的に総額22 億4600万円が粉飾されていたとのこと。
同社では、関与取締役を経営から完全に排除するとともに、内部監査室の強化、社外取締役制度の採用などを行うとしている。

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http://www.senior-com.co.jp/ir/index.html