3月の広告業の売上は対前年95.1% マス4媒体は前年割れ、ネット広告は118.6%増

経済産業省は3月の広告業の動態統計調査を発表した。売上高の合計は5288億1500万円で、前年同月比95.1%となった。

媒体別は以下の通り。

新聞 454億2600万円 (前年同月比 98.1%)
雑誌 146億5400万円 (同 90.3%)
テレビ 1375億9800万円 (同 96.9%)
ラジオ 51億2800万円 (同 87.5%)
4媒体合計 2028億500万円 (同 96.4%)

屋外広告 71億2500万円 (前年同月比 100.1%)
交通広告 199億3000万円 (同 97.1%)
折込み・ダイレクトメール 521億9300万円 (同 100.5%)
海外広告 47億6200万円 (同 119.6%)
SP・PR・催事企画 921億3900万円 (同 92.6%)
インターネット広告 237億6800万円 (同 118.6%)

ネット広告を中心に、マス媒体以外が前年同月を上回り始めた。マス媒体も、昨年前半の対前年2ケタ減少が続く状況から、減少幅は改善されている。
しかしながら、マス媒体の売上は対前年比で毎年下がり続けており、平成19年に年間2兆5250億5300万円あった売上は、平成21年には1兆9877億6300万円と2兆円を切た。平成22年にはさらに下がるものと見られる。

広告業務を含む事業所数は770と、前年同月比96.9%と減少。
常用従業者数も43,598名と、前年同月から2.8%減少した。