ADK、ローソン、NTTドコモの新会社 5月末よりローソンガラス面でのデジタルサイネージを開始

株式会社アサツー ディ・ケイ、株式会社ローソン、株式会社NTTドコモの出資する株式会社クロスオーシャンメディアは19日、ローソン店頭のガラス面を活用した「東京メディア」の事業発表会を都内で開催。5月29日からのサービス開始となる同メディアの詳細を発表した。

「東京メディア」は、ローソン店頭の外側(ガラス面)に46インチディスプレイ2台と、店頭のみに聞こえる指向性スピーカーを使い、広告やキャンペーン情報などを配信する店頭メディア。事業発表会では同社社長市原氏によるメディアの紹介や、デモンストレーションなどが行われた。


「東京メディア」を紹介する市原義文社長

「東京メディア」はロケーションをローソンが提供、広告営業は電通、博報堂、ADK、NTTアドの営業リソースをフラットに活用する。コンテンツはADKを中心にテレビ局や新聞社からの提供を受け、ケータイ連携はNTTドコモを中心に他社からも協力を仰ぐ。

初年度にはローソンのなかでも店頭通行量の多い都内の300店舗に「東京メディア」を設置、売上は4億円強を見込む。ディスプレイからの映像配信だけでなく、FeliCa端末に携帯電話をタッチすることで、商品のクーポンやキャンペーン情報などを取得することができる。将来的にはAR的な機能も搭載し、特定のローソン商品をかざすとオリジナル映像が始まるプロモーションも実現したいとしている。


ARデモ展示 からあげクンをかざすとアニメーションが重ねて表示される