四国の広告代理店セーラー広告(JASDAQ)、3月決算は対前年比減収減益 穴吹工務店倒産余波で最終赤字へ

四国の広告代理店、セーラー広告株式会社(JASDAQ)は、平成22年3月期決算を発表した。

売上高 95億8600万円 (前期比0.8%減)
営業利益 1200万円 (同 85.0%減)
経常利益 3900万円 (同 64.5%減)
当期純損益 ▲9600万円 (前期は2400万円の黒字)

同社は平成21年4月1日にアド・セイル株式会社を完全子会社化。インターネット広告・Webマーケティングの強化に取り組んだ。また、福岡で広告業を営む株式会社ゴングの完全子会社化で福岡市場への本格進出を果たすなど、積極的な取り組みが目立った。
しかしながら、穴吹工務店の倒産のあおりを受けるかたちで7800万円の貸倒引当金を計上。役員報酬の減額や賞与の削減などを行なったものの吸収できなかった。加えて、穴吹工務店株式に対する投資有価証券評価損1億3900万円を特別損失に計上。最終赤字となった。