モスバーガー、テレビCMを縮小しモバイルと店舗に予算をシフト。お客様の手に確実に届くプロモーションに。

 全国にモスバーガーを展開する株式会社モスフードサービスは、平成21年3月期 第2四半期説明会で、来期からテレビCMを縮小し、メールなどモバイルを使った顧客の囲い込みや、店舗を使ったプロモーションを行なっていくと発表した。

4マス媒体の効果が落ちる中、今春から開始した携帯メール会員は130万人を突破。
メール会員に対して期間限定の割引クーポンや、キャンペーン情報などの配信を行い、効果が上がっている。
全国にある1400店舗も広告媒体として活用していく。

テレビCMの場合、全国一律の情報が流れるが、携帯を使ったプロモーションであれば地域ごと、さらには利用店舗ごとのきめ細かな情報が顧客の手に届く。
また、モスバーガーの店舗そのものも集客メディアとして、それぞれの地域で異なるプロモーションを行なうことでより高い広告効果を狙う。
これまでのテレビを使った画一的なアプローチから、顧客や地域・店舗を中心に置いたアプローチへの転換を図る。

不景気により広告費削減と言われているが、「広告費そのものを減らしたり、テレビCMをやめることはないが、今ある予算の使い方を変えていくのが今回の方針。」(株式会社モスフードサービス 広報IR室松田氏)