共同印刷、2026年3月期2Q決算を発表 減収ながら経常利益・純利益は前年同期比で増益
共同印刷株式会社は、2026年3月期第2四半期の連結業績(2025年4月1日~2025年9月30日)を発表した。
【連結経営成績(累計)】
売上高 :476億100万円(前年同期比 1.2%減)
営業利益 :6億1200万円( 同 1.8%減)
経常利益 :10億300万円( 同 9.3%増)
中間純利益 :13億5100万円( 同 55.3%増)
情報コミュニケーション部門の出版印刷は、雑誌の発行部数減少により定期刊行物が低調に推移し、書籍が単行本などの減少に伴い不調だった。さらに、収益性向上に向けて受注の選別を進めた影響もあり、前年同期を下回ることとなった。
一般商業印刷は、店頭販促分野でPOPの新規案件が増加したことや統合報告書などのIR領域が伸長したものの、カタログ・情報誌が大きく減少し、前年同期を下回っている。オリジナルコンテンツは、教育プログラムの開発支援など学びソリューションが着実に伸長した。これらの結果、部門全体の売上高は151億8300万円(前年同期比4.5%減)、営業損失は4億4200万円(前年同期は営業損失4億4600万円)となった。
情報セキュリティ部門のビジネスフォームは、ヘルスケア領域向けなどの情報サービスBPOが増加したものの、官公庁向けのデータプリントが減少し、前年同期を下回った。証券類とカードは、乗車券類が順調に推移したものの、クレジットカードや交通系ICカードの受注数量が減少し、前年同期を下回っている。この結果、部門全体の売上高は150億7900万円(同1.4%減)、営業利益は6億2800万円(同45.9%増)となっている。
このほか、生活・産業資材部門の売上高は162億3500万円(同1.7%増)、営業利益は6億8100万円(同46.4増)だった。
■リリース
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120251107592625.pdf