ベガコーポレーション、2026年3月期2Q決算は増収増益 利益面はいずれも前年同期比50%以上増

株式会社ベガコーポレーションは、2026年3月期第2四半期の業績(2025年4月1日~2025年9月30日)を発表した。
 
【経営成績(累計)】
売上高  :82億8900万円(前年同期比 16.4%増)
営業利益 :4億4300万円( 同 50.2%増)
経常利益 :4億5100万円( 同 50.9%増)
中間純利益:2億9500万円( 同 54.7%増)
 
家具Eコマース事業では、OMO型D2Cビジネスの確立に向けて、顧客とのタッチポイント拡大のための実店舗展開を積極的に行い、LOWYA(ロウヤ)旗艦店(自社サイト)及び大手ECモール内店舗の流通拡大を進めている。

成長の柱と位置付けているLOWYA旗艦店においては、SNS強化による流通拡大、認知度向上及びモバイルアプリのダウンロードを通じた会員化の促進に取り組んだ。

また、利益率改善の取り組みとして販売促進費や広告宣伝費の抑制を実施した影響で、アクセス数は前年同期と同程度で推移したものの、実店舗出店の効果により売上高は増加し、利益効率の良い販売体制の構築が実現した。

品揃えの面では、従前より取り組んでいる自社プライベートブランドにおける商品カテゴリの拡大及び新商品の投下、ヒット商品の開発、高利益率商品の開発に継続的に取り組んだ。

実店舗展開においては、実店舗によるLOWYA旗艦店への好影響も見受けられており、OMO型D2Cビジネスの確立に向けた検証も継続的に行っていくという。今期の新規出店は5店舗以上を予定している。

損益面では、為替予約の実施等により安定的な原価率コントロールを実施。また、利益率改善の取り組みによるマーケティングコストの適正化を中心に、人件費及び固定費の抑制にも取り組んだ結果、前年同期と比較して増益となった。
 
新規事業として取り組む越境ECプラットフォーム事業(DOKODEMO)は、米国の非課税基準額ルール廃止に伴う影響や、引き続きマーケティングコストの適正化を実施した影響により、流通総額は前年同期と同水準で推移したが、生成AIを使用した翻訳精度の向上やOMS連携等のユーザビリティ向上施策の実施により、会員数及びアプリダウンロード数は順調に増加している。
 
 
■リリース
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120251030583517.pdf