ベクトル、2026年2月期2Q決算は増収増益 経常利益が前年同期比95.5%増など利益面がいずれも大幅増

株式会社ベクトルは、2026年2月期第2四半期の連結業績(2025年3月1日~2025年8月31日)を発表した。
 
【連結経営成績(累計)】
売上高  :297億4900万円(前年同期比 8.6%増)
営業利益 :37億3000万円( 同 80.2%増)
経常利益 :39億1000万円( 同 95.5%増)
中間純利益:17億6500万円( 同 73.2%増)
 
PR・広告事業においては、コンサルティングを基本とする戦略PRサービスを起点としながら、タクシーの車内に設置するタブレットを活用したIoTサイネージやSNSなどを活用したデジタルマーケティングを駆使し、顧客に合ったコミュニケーション戦略をワンストップで提供。

モノの広め方がよりデジタルに移行してきたことに加え、SNSマーケティング領域のM&A等によりサービスの拡充を図り、これまで以上に顧客のコミュニケーション戦略を総合的にサポートできる体制を構築した。

この結果、前期において赤字だったNewsTVや韓国の事業が黒字化したことや、タクシーサイネージ事業及び第1四半期連結会計期間に連結子会社化した株式会社gracemodeが好調に推移したこと等が牽引し、売上総利益は四半期連結会計期間として過去最高を更新した。

また、営業利益においても第2四半期連結会計期間としては過去最高となった。これらの結果、事業売上高は161億6900万円(前年同期比0.1%増)、営業利益は21億9800万円(同36.1%増)だった。
 
プレスリリース配信事業では、プレスリリース配信サイト「PR TIMES」をはじめとした多数のWebサイトにプレスリリースを配信・掲載。2025年8月には利用企業社数が116,000社を突破。また、既存顧客による「PR TIMES」の利用頻度の向上に向けた営業活動等を実施した結果、利用企業社数及びプレスリリース配信数が過去最高を更新した。

これにより、四半期連結会計期間における過去最高の売上高と営業利益を更新した。事業売上高は46億7400万円(同20.1%増)、営業利益は18億9200万円(同97.4%増)となっている。
 
ダイレクトマーケティング事業は、株式会社ビタブリッドジャパン等が手掛けており、同四半期は広告効率を考慮に入れた既存商品の販売強化と新商品の育成に取り組んだ。

市況感を見つつ広告投資をコントロールしたことで第2四半期連結会計期間としては過去最高の販売個数と売上高となり、営業利益においては広告効率を重視したことで広告宣伝費・販売促進費が抑えられ、増益となった。
 
なお、株式会社ビタブリッドジャパンは2025年8月に月間過去最高売上を更新した。これらの結果、事業売上高は74億6700万円(同26.0%増)、営業損失は1億2600万円(前年同期は5億1000万円の営業損失)となった。
 
 
■リリース
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120251015573552.pdf