北の達人コーポレーション、2026年2月期2Q決算は減収減益 利益面はいずれも前年同期比40%以上の大幅減

株式会社北の達人コーポレーションは、2026年2月期第2四半期の連結業績(2025年3月1日~2025年8月31日)を発表した。
 
【連結経営成績(累計)】
売上高  :52億4500万円(前年同期比 19.1%減)
営業利益 :5億500万円( 同 44.0%減)
経常利益 :5億1800万円( 同 43.0%減)
中間純利益:3億5400万円( 同 41.8%減)
 
主要ブランド「北の快適工房」における主な獲得チャネルは、同社が独自に運営するECサイト経由の「自社サイト等」と、Amazonや楽天市場等の「ECモール」で、同中間連結会計期間の売上高のうち、約80%が自社サイト等によるものとなっている。

前連結会計年度より、クリック率の高い広告や特に購入率が高い販売ページ等の「良いクリエイティブ」を作るため、研修内容のブラッシュアップ・体制の構築・AI活用の検討等に継続的に取り組んでおり、同四半期における自社サイト等の新規顧客獲得人数は、直前四半期比で10%拡大した。
 
ECモールでは、専任者を複数名配置して拡大に取り組んでいる。同中間連結会計期間においても、引き続きECモールに特化した販促活動やクリエイティブの制作及び広告最適化、売上に大きな影響をもたらす各ECモールにおけるセールへの参加及びセール参加率を向上させる施策等によって、売上拡大を目指した。これらの取り組みの結果、Amazonでは2025年7月の月商が1億円を突破する等、大きく売上を伸ばしている。
 
連結子会社・株式会社SALONMOONのオリジナルヘアケアブランド「SALONMOON」では、同中間連結会計期間は、Amazon、楽天市場やQoo10等の主力ECモール拡大のための販促施策を行ったほか、新商品のリリースにも注力。

各ECモールにおいて、クーポン施策の実施、セールへの参加や検索エンジン最適化のための緻密な広告運用施策を行ったほか、顧客のリアルな声を販促に活かすべくユーザーインタビュー等を実施した。

また、商品ラインナップの拡充を図るべく、新商品やシリーズ品の開発・リリースも精力的に行っている。さらに、ブランド認知度の向上や新たな顧客層を取り込むことを目的に、全国家電量販店や大手バラエティショップ、ディスカウントストアでの店舗販売も行っているほか、「北の快適工房」の顧客への販促キャンペーン等も実施している。

こうした施策により「SALONMOON」美容家電シリーズの累計出荷台数は136万台を突破し、順調に拡大している。なお、一部モールにおいて収益性の改善を図るべく広告投資の調整・検証を行ったものの、モール内の広告相場の変動等により販促活動が想定どおりに実施できなかったものがある。

同社は、これにより業績が想定を下回っているモールもあるものの、引き続き検証を重ねるとともに上記取り組みによって、業績を拡大していきたい、としている。
 
 
■リリース
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120251014573375.pdf