ベクトル、2026年2月期1Q決算は増収増益 経常利益は前年同期比21.8%増
株式会社ベクトルは、2026年2月期第1四半期の連結業績(2025年3月1日~2025年5月31日)を発表した。
【連結経営成績(累計)】
売上高 :148億200万円(前年同期比 6.7%増)
営業利益 :16億8900万円( 同 22.9%増)
経常利益 :16億9800万円( 同 21.8%増)
四半期純利益:7億6700万円( 同 39.6%増)
PR・広告事業においては、コンサルティングを基本とする戦略PRサービスを起点としながら、タクシーの車内に設置するタブレットを活用したIoTサイネージやSNSなどを活用したデジタルマーケティングを駆使し、顧客に合ったコミュニケーション戦略をワンストップで提供。モノの広め方がよりデジタルに移行してきたことに加え、SNSマーケティング領域のM&A等によりサービスの拡充を図り、これまで以上に顧客のコミュニケーション戦略を総合的にサポートできる体制を構築した。
この結果、第1四半期連結累計期間においては香港事業の撤退による影響や、他社商材の売上を取り込まない自社完結型のSNS運用などに代表されるオンライン施策の増加等により減収となったものの、昨年事業の梃入れを実施したNewsTVや韓国の事業の好転やタクシーサイネージ事業が好調に推移したこと等で増益となり、事業売上高は82億800万円(前年同期比5.0%減)、営業利益は10億5900万円(同17.6%増)だった。
プレスリリース配信事業では、プレスリリース配信サイト「PR TIMES」をはじめとした多数のWebサイトにプレスリリースを配信・掲載。2025年5月には利用企業社数が112,000社を突破し、四半期連結会計期間における過去最高の売上高を更新した。事業売上高は23億500万円(同19.7%増)、営業利益は8億8300万円(同82.3%増)となっている。
ダイレクトマーケティング事業は、株式会社ビタブリッドジャパン等が手掛けている。同四半期は広告効率を考慮に入れた既存商品の販売強化と新商品の育成に取り組んだ。他社発のサプリメント商材による健康被害問題が発生した前年同四半期に比べ広告宣伝・販促投資を踏み込んだ結果減益となったものの、売上高は増収だった。これらの結果、事業売上高は35億4900万円(同36.7%増)、営業損失は2億2400万円(前年同期は700万円の営業利益)となった。
■リリース
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120250715514423.pdf