北の達人コーポレーション、2024年2月期決算は増収増益 経常利益は前期比173.6%の大幅増
株式会社北の達人コーポレーションは、2024年2月期通期の連結業績(2023年3月1日~2024年2月29日)を発表した。
【連結経営成績】
売上高 :146億6500万円(前年同期比 49.2%増)
営業利益 :14億4900万円( 同 184.1%増)
経常利益 :14億8000万円( 同 173.6%増)
当期純利益 :9億9400万円( 同 189.4%増)
同四半期は、主要事業「ヘルス&ビューティーケア関連事業」において人員の増員、組織力強化及び複数の販促施策を展開し、特に主要ブランドである「北の快適工房」での新規顧客獲得人数の増加を図った。また、連結子会社である株式会社SALONMOONのオリジナルヘアケアブランド「SALONMOON」では新商品の複数リリースや大手バラエティショップへの出品等を通じ業績拡大に取り組んでいる。
同社の中核となるヘルス&ビューティーケア関連事業の主要ブランド「北の快適工房」における主な獲得チャネルは、同社が独自に運営するECサイト経由の「自社サイト等」と、Amazonや楽天市場等の「ECモール」で、2024年2月期の売上高のうち、約90%が自社サイト等によるものとなっている。自社サイト等の新規顧客獲得人数を見ると、前期比77%増に拡大した。
また、ECモールにおいては、専任者を複数名配置して拡大に取り組んでおり、引き続きECモールに特化した販促活動やクリエイティブの制作及び広告最適化、各ECモールにおけるセールへの参加、新商品の取扱い開始、受注過多により販売を停止していた商品の販売再開、モール型フルフィルメントサービスの活用などに努めた。
連結子会社・株式会社SALONMOONのオリジナルヘアケアブランド「SALONMOON」では、2024年2月期は、Amazon、楽天市場やQoo10等の主力ECモール拡大のための緻密な広告運用施策を行ったほか、新商品のリリースにも注力。各ECモールにおいて、検索エンジン最適化のための緻密な広告運用施策を行ったほか、特性やユーザー層を改めて分析のうえ最適なクリエイティブをECモールごとに作成し、キャッシュバック施策等の独自キャンペーンも実施した。
また、商品ラインナップの拡充により新たな顧客層を取り込むべく、新商品やシリーズ品のリリースも精力的に行っている。2023年6月に大手バラエティショップ「ロフト」での一部の店頭での販売を開始し、10月にはは総合ディスカウントストア「ドン・キホーテ」でも取扱いを開始する等、ブランド価値及びブランド認知度の向上を図った。この結果、「SALONMOON」ヘアアイロンシリーズの累計出荷台数は94万台を突破し、順調に拡大している。
〈今後の見通し〉
2025年2月期の連結業績は売上高135億3617万円、営業利益15億4293万円、経常利益15億5736万円、当期純利益10億4113万円を見込んでいる。
■リリース
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120240411569295.pdf