わかもと製薬、2024年3月期3Q決算は減収減益 利益面が赤字に転落

わかもと製薬株式会社は、2024年3月期第3四半期の業績(2023年4月1日~2023年12月31日)を発表した。
 
【経営成績(累計)】
売上高    :55億8600万円(前年同期比 10.9%減)
営業利益   :マイナス2億5900万円(前年同期 3300万円)
経常利益   :マイナス2億2500万円( 同 1億2800万円)
四半期純利益 :マイナス2億500万円( 同 1億1000万円)
 
ヘルスケア事業では同四半期、インバウンド需要の取り込み、店頭での販促活動やSNSを活用した広告宣伝による国内向けの認知拡大を図った。また、これまで企業努力により原材料・エネルギー価格の高騰に対応してきたが、2023年10月に32年ぶりに主力製品である「強力わかもと」の価格改定を行った。このほか、通販では女性特有の悩みに寄り添うことを目的にフェムテックブランド「フェミフローラ」の育成を行った。

結果的に、戦略的な広告宣伝費の抑制による通販事業での「アバンビーズ オーラルタブレット」の売上減少があったものの、主力製品の「強力わかもと」の売上増加により、同事業の売上高は17億6800万円(前年同期比25.5%増)となった。
 
また、中国越境ECビジネスでの代理店との協働を促進した営業活動などを実施したグローバル事業の売上高は、11億9800万円(同18.1%減)だった。
 
 
■リリース
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120240205525843.pdf