アピリッツ、2024年1月期3Q決算は増収増益 経常利益は前年同期比55.7%増

株式会社アピリッツは、2024年1月期第3四半期の連結業績(2023年2月1日~2023年10月31日)を発表した。
 
【連結経営成績(累計)】
売上高   :63億1700万円(前年同期比 20.0%増)
営業利益  :4億4900万円( 同 48.9%増)
経常利益  :4億4700万円( 同 55.7%増)
四半期純利益:2億7100万円( 同 58.9%増)
 
Webソリューション事業においては、顧客のニーズに合わせたサービス設計から開発・保守までの一連の流れで業務を請け負うことによりロイヤリティループを形成。継続受注や複合サービスの提供案件が順調に伸長してきた。また同社は、その開発を担う若手の成長が事業拡大の重要課題と捉えており、責任あるポジションを経験させることで開発エンジニアとしての技能の向上を図り、それをまた新たな若手に繋げていくという循環により成長スパイラルを形成している。

その上で、同事業は顧客のDX化を実現するパートナーとして継続案件での安定的な受注、活況な市場環境における順調な新規案件の獲得、案件自体の大型化による単価上昇により業績を順調に拡大。この結果、同四半期における事業売上高は26億6070万円(前年同期比25.8%増)、セグメント利益は8億1024万円(同36.1%増)となった。
 
オンラインゲーム事業では、自社ゲームタイトルにおいては、2023年9月にサービス開始5周年を迎えた『ゴエティアクロス』の周年イベントを開催するなど、売上維持に努めた。また、来年度中のリリースに向けて「式姫Project」の新作ゲームタイトルの開発も進めている。運営移管タイトルにおいては、『けものフレンズ3』及び『UNI’S ON AIR(ユニゾンエアー)』がいずれも2023年9月にサービス開始4周年を迎えたことを記念して周年イベントを開催し、売上に貢献したものの、計画していたほどの伸長は見られなかった。

一方で、運営移管後に運営体制の効率化や外注の内製化を継続して行っていることで、原価は低減している。受託開発・運営においては、他社開発ゲームの受託開発及び運営保守並びに運営移管したゲームの運営を行っており、2023年4月には受託運営で請け負っていた株式会社マーベラスが提供する『千銃士:Rhodoknight』、10月には同社が提供する『一騎当千エクストラバースト』の運営に主体として参画するなどした。これらの結果、同四半期における事業売上高は22億6877万円(同4.6%減)、セグメント利益は6740万円(同39.5%減)となった。
 
このほか、デジタル人材育成派遣事業の同四半期売上高は14億2303万円(同84.6%増)、セグメント利益は7853万円(同36.9%増)だった。
 
 
■リリース
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120231212501847.pdf