アイスタイル、2024年6月期1Q決算は増収増益 マーケティング支援事業・リテール事業が好調

株式会社アイスタイルは、2024年6月期第1四半期の業績(2023年7月1日~2023年9月30日)を発表した。
 
【連結経営成績(累計)】
売上高    :124億4900万円(前年同期比 35.3%増)
営業利益   :3億6800万円( 同 55.4%増)
経常利益   :3億4900万円( 同 120.5%増)
四半期純利益 :1億7100万円( 同 69.1%増)
 
マーケティング支援事業は、店頭におけるポップアップイベントなどの販売促進への需要増加と、それと連携したオンラインにおける広告・ソリューションサービスの受注増加により、前年同期比で増収。過去最高の四半期売上高を記録した。利益面についても、増収が人材関連費用等の増加を吸収して、大きく増益となった。売上高は20億9400万円(前年同期比13.5%増)、営業利益は4億8400万円(同44.9%増)となっている。
 
リテール事業は、ECでは、店舗からの新規顧客の獲得に加えて、店舗と連携した先行予約品や限定品の販売など同社EC独自の価値の訴求により、前年同期比で24.0%の増収と伸長。店舗では、新規オープンした大型旗艦店「@cosme OSAKA」及びM&AしたCosmeticsシドニー7店舗の寄与に加えて、既存店舗の着実な成長により64.8%の増収となった。

利益面も、EC・店舗の増収による増益で@cosme OSAKAのオープン前費用を吸収して、大幅な増益となっている。なお、@cosme OSAKAはオープン初月から黒字となり、想定を上回る推移だった。これらの結果、売上高は88億2000万円(同49.4%増)、営業利益は5億1700万円(同128.4%増)となっている。
 
グローバル事業は、香港店舗が堅調に推移し、事業全体では増収。利益面は韓国事業の不調や中国越境ECにおける在庫評価損により6500万円の赤字となったものの、セグメント全体でコストコントロールを徹底した結果、赤字幅は限定的なものとなった。売上高は11億100万円(同7.5%増)、営業損失は6500万円(前年同期は営業損失500万円)となっている。
 
 
■リリース
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120231108583004.pdf