テレビ東京HD、2024年3月期2Q決算は減収減益 減収と営業費用の増加により利益面はいずれも減少

株式会社テレビ東京ホールディングスは、2024年3月期第2四半期の連結業績(2023年4月1日~2023年9月30日)を発表した。
 
【連結経営成績(累計)】
売上高    :709億5700万円(前年同期比 0.5%減)
営業利益   :27億4700万円( 同 42.0%減)
経常利益   :33億400万円( 同 33.1%減)
四半期純利益 :29億8200万円( 同 9.4%減)
 
同四半期は、広告市況の伸び悩み等が影響し、売上高は前年同期比0.5%減の709億5700万円、営業費用は同2.4%増の682億1000万円となった。売上高の減少と営業費用の増加により、利益面はいずれも前年同期比で減少となっている。
セグメント別の業績を見ると、テレビ東京グループ各社が行う放送事業である「地上波・BS放送事業」の同一セグメント内取引を調整したセグメント売上高は、同4.7%減の457億1800万円、営業利益は同76.3%減の5億8100万円だった。
 
株式会社テレビ東京が持つコンテンツを活用し放送による広告以外に収入を上げているライツ事業や、グループ会社が行ううアニメのCS放送や音楽関連ビジネス事業からなる「アニメ・配信事業」の同一セグメント内取引を調整したセグメント売上高は、同2.5%増の203億8300万円、営業利益は同4.3%増の25億2400万円となっている。
 
このほか「ショッピング・その他事業」では、同社グループが手掛けるテレビ通販やECコマース、グループ全体のサポート事業を行っている。このうち、株式会社テレビ東京ダイレクトは、「テレビ東京ショッピング」においては、首かけテレビスピーカーなど新商品の販売が好調だったことに加え、炭八、遮熱クールアップ、ファイテンなど売れ筋商品も堅調で増収だったものの、「虎ノ門市場」は定期購入の頒布会の落ち込みがあり減収。同社の売上高は同1.1%減の55億7900万円だった。
 
株式会社リアルマックスは、市場トレンドの変化により主力カテゴリーのクラブセットとキャディバッグの販売が大きく減少し、同25.2%減の12億7700万円の売上高となっている。これらの結果、同事業の同一セグメント内取引を調整したセグメント売上高は、同16.4%増の78億1800万円、営業利益は同53.2%減の1億6400万円となった。
 
 
■リリース
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120230921556571.pdf