テレビ東京HD、2023年3月期3Q決算は増収増益 通期営業利益は最高益を予想

株式会社テレビ東京ホールディングスは、2023年3月期第3四半期の連結業績(2022年4月1日~2022年12月31日)を発表した。また同時に、2023年3月期通期の業績予想(2022年11月2日発表)についての修正数値も発表した。
 
【連結経営成績(累計)】
売上高    :1107億6400万円(前年同期比 0.8%増)
営業利益   :81億3800万円( 同 6.3%増)
経常利益   :83億9700万円( 同 3.5%増)
四半期純利益 :53億8000万円( 同 1.4%増)
 
【2023年3月期通期 業績予想数値の修正(2022年4月1日~2023年3月31日)】
売上高  :1500億円(前回発表 1500億円)
営業利益 :87億円( 同 83億円)
経常利益 :92億円( 同 82億円)
当期純利益:62億円( 同 53億8000万円)
 
第3四半期は、放送から得られる収益は昨年同期の水準を保ちつつ、コンテンツの2次利用から得られる収益が大きく伸長し、売上高は前年同期比0.8%増の1007億6400万円となった。配信コストや人件費の増加等により、営業費用も前年同期と比べて0.4%増加の1026億2600万円だったが、売上高の伸びが僅かに大きかったことが寄与し、営業利益は6.3%増の81億3800万円、経常利益も3.5%増の83億9700万円となり、四半期純利益は1.4%増の53億8000万円となった。
 
また、これらの業績から通期の営業利益・経常利益が過去最高となることが見込まれるとして、同社は2023年3月期通期の業績予想数値を上方修正した。
今後は、独自のコンテンツ作りを通じて放送事業の収益をできる限り確保しつつ、アニメの海外輸出を一段と進めていきたいとしており、中国市場に加え、東南アジアや欧米への輸出も加速する予定だという。
 
 
■リリース
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120230119591401.pdf