ベクトル、2021年2Q決算は減収減益 HR事業や投資事業で利益低迷

株式会社ベクトルは、2021年2月期第2四半期の連結業績(2020年3月1日~2020年8月31日)を発表した。

【連結経営成績(累計)】
売上高    :176億5500万円(前年同期比 0.1%減)
営業利益   :5億8500万円( 同 48.4%減)
経常利益   :マイナス3億1000万円(前年 11億9600万円)
四半期純利益 :マイナス11億8200万円( 同 マイナス7億1800万円)

ダイレクトマーケティング事業において、過去最高の売上高および営業利益を達成した一方、HR(Human Resource:人事)事業においては、経済活動の自粛により商談件数が減少し、当第2四半期連結会計期間においても、見込み顧客の財務状況が悪化したことにより、受注数が想定以上に伸び悩んだ。投資活動においても、保有株式の売却により投資有価証券売却益が生じたものの、一部の投資先を中心に投資有価証券評価損を計上した。

この結果、売上高は前年同期比0.1%減とほぼ横ばいながら、営業利益は前年同期比48.4%減と半減。経常損失・親会社株主に帰属する四半期純損失を計上した。

なおPR・広告事業セグメントとしては営業黒字を確保したものの減収減益となり、売上高は78億1400万円(前年同期比16.4%減)、営業利益は2億7400万円(同75.5%減)だった。