三井物産、広島東洋カープから「スポンサーシップ」のマーケティング業務を受託、広告業へ参入か

 三井物産株式会社は、株式会社広島東洋カープから2009年4月オープン予定の新球場における「スポンサーシップ」のマーケティング業務を受託。今回の業務受託契約の締結により、同社はプロスポーツ事業支援ビジネスに本格的に参入していく。

 今般、同社が受託する業務は、新球場において従来の看板広告の設置に加え、商品販売・資材供給権、商標使用・商品化権、ホスピタリティプログラム(特別観戦席の利用)、プロモーションイベント実施権等、様々な権利を含むスポンサーシッププログラムを開発し、広島東洋カープと共同で販売及び運営を行うというもの。

 プロスポーツチームにとって近年、従来のチケットや放映権に加えて、スポンサーシップに代表される球場・スタジアム運営に関わる収入はますます重要な収益源となっているが、三井物産にとっても広告業への本格参入への布石となる模様。

「三井物産株式会社」URL
http://www.mitsui.co.jp/