スカパーJSATホールディングス、2020年決算は減収減益 視聴料収入が39億円減少

株式会社スカパーJSATホールディングスは、2020年3月期(2019年4月1日~2020年3月31日)の業績を発表した。

【連結経営成績】
営業収益  :1395億4100万円(前年同期比 14.9%減)
営業利益  :152億6300万円( 同 0.2%減)
経常利益  :160億8800万円( 同 3.3%減)
当期純利益 :120億2700万円( 同 24.2%増)

メディア事業においては、解約抑止と加入者数増に努めたが、今期の契約数純減は7万8千件で、累計契約数は317万件となっている。この結果、視聴料収入が39億円減少したが、番組供給料の減少20億円や販売促進費用等の減少22億円に加え、連結子会社間の吸収合併にともなう繰越欠損金の利用により法人税等が22億円減少したため、セグメント利益は45億4600万円(前期比142.3%増)と大きく増加した。
宇宙事業においては、前期のXバンド事業衛星1号機引渡による売上230億円の剥落等により、営業収益が減少。Horizons 3eの収益は順調に拡大しているが、同衛星にかかる固定費の発生等により、セグメント利益は減少し80億2900万円(前期比2.5%減)に留まった。