アプリプロモーションの最新トレンドを探る

スマホの普及率も増加し、活況するアプリ市場において、ユーザーの目に触れ、アプリをDLしてもらい、収益をたて、事業主様のゴールを達成するのはより困難になって参りました。

そのアプリ市場において、如何にプロモーションを行えばよいのか。
直近のトレンドや、広告手法、ノウハウ、市場データなどをもとにみなさまのお力添えをさせていただくような内容を目指します。

大平 幸一

第4回:ストアの傾向を把握し露出を強化するためには

以前、こちらのコラムでもご紹介させていただいたように、ASOを含め、ストアでの
露出を高めユーザーを獲得することは常にディベロッパーの課題です。今回はそんなス
トア上でより効率的にユーザーを獲得するための指針になるようなストアのロジックの
傾向に関してお話しできればと思います。

現在ストアのランキングロジックはiOSとAndroidを比較した際に両OSでそれぞれ特
徴があります。iOSは短期的にDL数重視でランキングが決定し、AndroidはDL数以外に
もレビューや、有効インストール数などを複合的に見て決定するといったかたちです。
ですが検索順位決定のロジックにおいてはランキングほど両OSでの違いは見受けられ
ず、弊社での調査結果を踏まえると両OSともに検索順位は下記の4つの要素が大きく影
響していると考えております。

 

上記のように一番影響が大きいのはDL数(特に直近のDL数)となっております。
実際にストア上ではそれほどキーワードの対策などを行っていなくとも検索結果で上位を
獲得しているアプリもあります。こちらは日々の自然流入数や広告経由のDL数のみで検
索結果においても上位を維持できているということでしょう。とはいえそんな恵まれたア
プリ、成功したアプリは一握りです。本来であればキーワードの対策を十分に行ったうえ
でランキング上げ施策(リワード広告などの広告出稿)を行うことが好ましいです。
その際は通常のリワード広告だけの実施よりも多くの自然流入が獲得できている傾向が
ございます。

では、そのキーワード対策を最適化したうえでのリワード出稿はいつ行うのが好まし
いか。その出稿時期に関してもストアの傾向として面白い事例がございましたので共有
させていただきます。

下記の2つのグラフは弊社の内製アプリのDL数と検索順位の推移を表したものにな
っております。どちらのアプリもリワードなどの広告出稿は行っていないのですが、
リリース初動の8日間に検索順位が上昇している傾向にあるのが分かるかと思います。

 

上記のグラフでは分かりにくいのですが、DL数の平均値を対比すると
DL数はわずかに8日目までのほうが大きいのですが
8日目以降と比較した際にそれほど大きな差があるわけではございません。
なぜそのようなことが起こるのかという要因に関してはまだ把握できておりませんが、
他のアプリに関しても同様の傾向を確認することができました。

このようにiOSにおいてはリリース初動の8日間が検索順位が上昇しやすい傾向がある
ようです。そのためリワードの出稿はASOの効果の最大化も考えると
リリースしてすぐに実施したほうが好ましいと思われます。
リワードの出稿をランキング上げ施策だけで捉えるのではなく、
検索順位対策としても活用していただければと思います。

単にASOと言ってもストア内の文言の最適化などだけでは望んだ効果を発揮できない
場合がございます。今回ご紹介させていただいたように広告出稿と合わせてどれだけ
効果を最大化し、ユーザーへの露出の機会を増やせるかという視点を
ぜひ持っていただければと思います。

今回はランキング上げ施策と組み合わせてASOの効果を最大化できるような指針とな
る事例をご紹介させていただきました。今後もASOやストアの傾向などに関しては調査
を進めて参りますので、ASOとランキングなど組み合わせて効果を最大化するのに好ま
しい傾向などがつかめれば是非共有させていただければと思います。

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