共同印刷、2023年3月期1Q決算を発表 経常利益は黒字に

共同印刷株式会社は、2023年3月期第1四半期の連結業績(2022年4月1日~2022年6月30日)を発表した。

【連結経営成績(累計)】
売上高 :216億4700万円(前年同期比 2.8%増)
営業利益 :マイナス2億5100万円(前年同期 マイナス2億9100万円)
経常利益 :9700万円( 同 マイナス700万円)
四半期純利益 :マイナス3億4000万円( 同 マイナス4100万円)

主力である情報コミュニケーション部門では、出版印刷において児童・幼児向けや教育関連、コンテンツ周辺領域の受注拡大を推進。絵本や図鑑、コミックスなどが順調に推移し、人気まんがの展覧会関連商品や雑誌等の付録も増加した。しかしながら、発行部数の減少などで定期刊行物が低調だったことに加え、辞典や学習参考書なども減少し、売上高は前年同期を下回った。一般商業印刷では、カタログや情報誌は、デジタル媒体への移行等の影響もあり前年同期を下回ったが、POP等の店頭販促関連は経済活動の回復傾向を受けて好調に推移。Web制作やロジスティクス関連業務も伸長したことなどから、前年同期を上回った。これらの結果同部門全体では、売上高77億8700万円(前年同期比2.4%増)、営業損失2億6400万円(前年同期は営業損失3億5500万円)となった。