ファンコミュ、2021年1Q決算はコロナ禍の影響で減収減益 ADコミュ事業が大きく落ち込み

株式会社ファンコミュニケーションズは、2021年12月期第1四半期の連結業績(2021年1月1日~2021年3月31日)を発表した。

【連結経営成績(累計)】
売上高    :68億4000万円(前年同期比 12.1%減)
営業利益   :6億2600万円( 同 28.1%減)
経常利益   :6億5900万円( 同 24.1%減)
四半期純利益 :4億4700万円( 同 23.6%減)

既存事業の推進、新規事業の開発、固定費の削減に努めたが、新型コロナの影響で一部広告主の予算削減や消費者の変化などで、減収減益となった。
アフィリエイト広告サービス「A8.net」、スマートフォンアプリ向けCPI広告サービス「seedApp」等のCPAソリューション事業は、受注件数は徐々に増加傾向が見られるものの、事業売上高54億9482万円(前年同期比96.6%)、セグメント利益9億2531万円(前年同期比89.9%)に留まった。
スマートフォン向け運用型広告サービス「nend」等が属するADコミュニケーション事業は、nendの稼働広告主が減少したことなどで、事業売上高12億311万円(前年同期比62.4%)、セグメント損失はマイナス5065万円(前年同期はセグメント利益1億1741万円)と落ち込んだ。
シーサー株式会社が運営する「Seesaaブログ」を代表とするブログメディア事業は、PV減少にともない広告収入が減少。一方、ゲーム事業の売上の増加やコスト削減効果で損失は縮小し、その他事業の売上高は1億4285万円(前年同期比83.2%)、セグメント損失はマイナス809万円(前年同期はセグメント損失マイナス2409万円)と、減収ながら損失は改善した。