フジ・メディアHD、2021年3Q決算は大幅な減収減益 コロナ禍がすべての事業を直撃

株式会社フジ・メディア・ホールディングスは、2021年3月期第3四半期の連結業績(2020年4月1日~2020年12月31日)を発表した。

【連結経営成績(累計)】
売上高    :3896億9100万円(前年同期比 18.5%減)
営業利益   :147億6900万円( 同 40.2%減)
経常利益   :220億1400万円( 同 28.7%減)
四半期純利益 :208億5600万円( 同 39.5%減)

第3四半期間の売上高は、メディア・コンテンツ事業、都市開発・観光事業、その他事業すべてのセグメントで減収となり、前年同期比18.5%減。営業利益は、メディア・コンテンツ事業、都市開発・観光事業で減益、その他事業で増益だった。なお四半期純利益は、特別利益に計上した投資有価証券売却益が増加した一方で、前期に計上した厚生年金基金代行返上益の反動減などにより、前年同期比39.5%減だった。
メディア・コンテンツ事業については、株式会社フジテレビジョンが新型コロナ拡大の影響を受け、放送事業収入が減収。ネットタイム収入は、スポーツイベントなどの単発番組が中止や延期になったことから減収、スポット収入も、回復傾向にはあるものの経済活動の停滞による企業の業績悪化の影響で減収だった。ビデオ事業は好調だったが、イベントの中止・延期などで減収減益となった。