乃村工藝社、2021年2Q決算は減収減益 コロナと前年の大型案件の反動で利益が3分の1近くに減少

株式会社乃村工藝社は、2021年2月期第2四半期の連結業績(2020年3月1日~2020年8月31日)を発表した。

【連結経営成績(累計)】
売上高    :537億2000万円(前年同期比 24.0%減)
営業利益   :24億1400万円( 同 63.4%減)
経常利益   :24億8700万円( 同 62.8%減)
四半期純利益 :66億9300万円( 同 68.8%減)

主力のディスプレイ事業において、大型案件があった専門店市場、広報・販売促進市場の売上が増加したが、新型コロナウイルスの影響で、グループ全体の受注活動は大きく停滞。前年同期に大型案件があった反動もあり、他の市場の売上が減少した。この結果ディスプレイ事業の売上高は534億2800万円(前年同期比23.0%減)、営業利益は25億5400万円(前年同期比60.6%減)と大きく落ち込んだ。
飲食・物販事業についても、感染症拡大の影響により、多くの店舗において臨時休業や営業時間短縮の対応を行ったため、事業売上高は2億9200万円(前年同期比77.6%減)となり、営業損失1億800万円(前年同期は1億4700万円の営業利益)を計上した。